高校卒業後の進路は大きく分けて3つ
高校卒業後の進路は大きく分けて「大学等進学」「専門学校等進学」「就職」の3つ。高校生の間に夢や目標が具体的に決まっている人は少ないかも知れませんが、卒業前には必ず進路選択を迫られます。早い時期から卒業後の進路について考えるようにしておきましょう。
1,125分の1校が夢へのステップ
全国には1,125校(大学779校、短期大学346校)もの進学先があります。沖縄県内には9校(大学7校、短期大学2校)の進学先があり、大学・短大進学の場合、その中から1校を選ばなければいけません。すべての大学・短大情報を見るのは難しいですが、学校案内を取り寄せたり、できれば直接学校に出向き、複数の進学先を比較し選んで欲しいものです。
安心して学べる専門学校
全国には3,199校もの専修学校があります。その中で専門学校と言われている学校は「専門士」や「高等専門士」の称号が与えられる「専修学校専門課程」のことを指し、入学資格は高校卒業者となりますので、多くの高校生が専門学校へ進学しています。高等課程は中学校卒業者、一般過程専修学校(専門課程)は特に入学資格は設けていません。いずれも学校教育法に定められた一定の基準を満たし、所轄都道府県の認可を受けているため、安心して専門技術や専門知識を学ぶことが可能です。
大学校は大学?
校名尾に「○○○大学校」と付く学校を目にするかと思いますが、大学校と称するには法的な規定はなく、文部科学省以外の省庁が指定する公的な学校であることがほとんどです。職業能力大学校や防衛大学校・農業大学校など、国公立(各省庁の独立法人)であることが多く、各省庁が必要な人材を養成する目的の学校であるため、シンガク図鑑では「養成校」と呼称しています。養成校は、学費が安いまたは無料であることも特徴です。学士の称号は与えられませんが高度な教育を受けられ、大学への編入学や大学院への入学資格も与えられています。最近では○○建築大学校や○○医療大学校など専門学校の名称に使われることも多いので、その違いを理解した上で確認する必要があります。