step.1 何のために進学するのか
大学進学でも専門学校進学でも、そもそも何のために進学するのでしょうか。「みんな進学するから」「就職に有利だから」「親に言われているから」と漠然と進路を決定すると、高校と違い大学や専門学校では主体的に学ぶ姿勢が問われるため、その違いに戸惑ってしまいます。合格はゴールではなくスタートである事を強く意識しておきましょう。
step.2 目的を明確にするには
大学進学でも専門学校進学でも、最終的に社会に出て自立しなくてはいけません。大学全入時代と言われる現在、選ばなければ誰もが進学しやすい環境にあります。自分の夢や目標を自問自答していけば、自ずと進学する目的は明確になってきます。具体的に夢や目標をイメージできない場合は、気になる大学や専門学校の資料を集める、進学相談会に出向く、オープンキャンパスや体験入学に参加するなど、積極的に動く事が重要です。さまざまな情報の中で思い悩む事そのものが夢や目標への第一歩となります。
step.3 目的を達成できる学校を探す
全国には約1,000校の大学と約3,000校の専門学校があります。リスク回避のために指定校推薦枠から大学を探したり、国公立大学や難関大学だからと安易に進学先を選ぶのではなく、夢や目標に沿ってそれが達成できるかを中心に探す事が重要です。興味の無い授業を何年も受け続けるのは辛いだけの学生生活となってしまいます。学部学科や学ぶ内容を良く理解した上で決定していきたいものです。学部学科等からは良く分からない場合は、オープンキャンパスや体験入学・公開講座等にも早い時期から参加するとよいでしょう。
step.4 体感した自分の直感を信じる
大学や専門学校は「学ぶ場」であることは間違いありませんが「成長の場」でもあります。さまざまな地域から異なる考え方を持ち、同じ夢や目標を持つ人と出会える場でもあるのです。ともに語り合いたまには議論もし、一生の友を得られ自分自身を成長させてくれるのが進学です。そのためには一度は自分自身の目で見て肌で感じ「ここなら楽しい学校生活が送れる」と思えるところを選びたいものです。一人暮らしをするのであれば街の雰囲気も感じられるために、一度は進学先を出向いてみる事をおすすめします。
Pick Up Voice.1
熊本学園大学 外国語学部 東アジア学科
沖縄県立向陽高等学校出身
富永 彩さん
好きなことだから勉強も全く苦にならない。
大の韓流ファンの富永彩さんはどうしても韓国語を勉強したくて熊本学園大学の外国語学部東アジア学科を選択した。しかも九州にしたのは「地理的に韓国に近いから」と徹底している。
「私の中では勉強というより趣味という感覚。好きな事ができて毎日が楽しい!」と笑う。語学研修を経験し、1年間の留学も予定している。さらに韓国旅行のためにバイトにも励んでいる。バイトと勉強の両立はキツくない? の質問に「どっちも好きな事のためなので全然平気です!卒業後はアジアと沖縄を結ぶ仕事がしたい!」進学の目的が明確だからこそのコメントだ。
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相愛大学 人間発達学部 発達栄養学科
沖縄県立コザ高等学校出身
下地 菜月さん
学べることは勉強だけではない。
相愛大学で栄養学を学ぶ下地菜月さん。極度の人見知りだったため大阪に来た当初は不安だったという。「相愛大学はクラス制ですぐに友だちができたし、先生との距離も近いのでホームシックもありませんでした。」と楽しそうだ。勉強やバイト、友だちとの大学生生活を存分に謳歌している。
「卒業後は沖縄に戻って就職する予定でしたが、せっかく県外に来たのだからこっちでキャリアを積んでみたいと思っています。」とも。大学が「学ぶ場」と「成長の場」である事を見事に体現してくれている。
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